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CHIBART -+ チバート +-
〜千葉絵画教室の舞台裏〜
「ホトトギスの花」
3455.jpg

 毎年この時期、富士見台教室に隅でホトトギスの花が咲きます。20年ほど前に母が、義理の母にあたる祖母から分けてもらった花です。
 毎年秋になると小さい美しい花は、あちらこちらの雑草の間から力強く咲きます。その度に祖母に会えるように思えています。
 20年ほど前の夏に、祖母と商店街を歩いていると、当時そこには暴力団事務所がありまた。もう80になろうという祖母は立ち止まり事務所のあるビルを見上げていました。
 何を眺めでいるのかな?祖母の視線を追うと、二階のベランダで日向ぼっこをしている暴力団組員を眺めています。あぐぐ…。
 背中一面に描かれた入れ墨を眺めていたのです…。しかも暴力団組員と見える兄さんと視線を交わしています。
「何見てんだババア」ビルの上が野太い声がしました。祖母を見ると薄笑いを浮かべ、動物園の動物を見るように暴力団員を眺めています。若かった私はあわてて祖母の裾を引っ張り、そそくさその場を去りました。
 今思えば、死体が転がる戦火の中、栄養失調の子供四人を抱えて国境を超え、帰国した焼け野原から、がむしゃらに生き延びた祖母でした。そんな祖母にとって町のヤクザは、怖い人たちどころかとるに足らない存在だったようです。
 凍てつく寒い冬と、焼きつける日差しの夏を乗り切り、秋になって何食わぬように美しい小さな花を、あちらこちらに咲かせる小さなホトトギス。私にとって祖母そのものです。
 実は以外と身近なところに、本当の強さがあるのだと思える今日この頃です。
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