FC2ブログ
プロフィール

Chibart1

Author:Chibart1
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

CHIBART -+ チバート +-
〜千葉絵画教室の舞台裏〜
「暑中お見舞い申しあげます」
nnn.jpg

 今年の春は、我が子とたっぷり過ごした親御さんが多かったと思います。パパもテレワークだったり、家族フルメンバーの時間が永遠に思えるほどだったかもしれません。それによって、炊事洗濯三度の食事に頭をかかえるママたちの悲鳴も耳に届きましたが…。
 幼い子ほど感情にまかせて色を選んで線を引きます。その行為は彼らの決断によるものですが、決断というより本能に近いと思います。
 彼らの仕上げた作品を見て一目瞭然、本能にはそれだけの価値があると解ります。
 しかし彼らは子供だからといって本能だけでは生きられません。兄弟や幼稚園などの友達と協調するために理性を保ちます。小学生になるために、譲り合いや折り合い、リトルな忍耐、年を増すごとに理性を強いられます。
 私たち大人も同様で、理性と本能は互いを補う関係にあります。どちらか一方では通用しません。
 歴史に残る天才や巨万の富を築いた実業家は、直感や思いつき、インスピレーションといった本能を頼りに努力している人が多くいます。それゆえに理性を欠いてしまい、周りには被害を被る人間が多いそうです。
 私たち大人も、かつては可能性の塊と言われる子供でした。本能に従順で、「天才かも?」なんて大人に言われたりした経験があると思います。あわててこぼして壊して泣いて騒いで、いつもバタバタ大騒ぎ。周りの大人たちに心配させて迷惑をかけて大人になれました。
 この夏もあまり遠出もできそうにありませんね…。本能に身を委ねる天才kidsと、まったり共有する時間も多そうです。きっと彼らも騒いで泣いて、言うことを聞かず手を焼くことと思います。しかしそんな可愛い彼らと過ごせるは数年です。あっという間に成人してしまいます…ウチの場合。
 というようなワケで、今年は特別に、かつて手を焼いた自分の姿を見つめる時間が多くなりそうです。時に折り合いをつけながら、嫌という程家族でまったり過ごすのも良いかもしれない。なんて思いながら書中お見舞い申し上げます。


スポンサーサイト



「折り合いをつけましょう」
3ee.jpg

 私が幼かった頃は、まだ日本が発展途上国で、至る所で大人たちがタバコをくわえていました。今より物はないけど夢はある。そんな人ごみの交差点で、母に手を引かれた私は赤信号を眺めていました。
 母がひょいと一歩だけ前に足を動かしました。まるで信号が青に変わったかのような勢いで。しかし目の前の信号は赤です。
 周りにいた大勢は母の動きに流されるようにスッと動いきだしました。しかし信号は赤。皆動きを止めました。
「なんなの?今の動きは?」私は母に訊きました。
「私の一歩で皆青信号に変わったと思ったでしょ?うひひ」悪ふざけをした子供のような笑顔を見せました。
 なんだコイツは…?なんて思いましが、今にして思えば田舎の教師夫婦に育てられた母らしい小さな悪ふざけでした。
 父はというと戦後の下町を転々と引越し、豊かとは言えない幼少でした。下町だけに正直が当たり前。気取っていては生きられません。
 若い父は酔っ払って幼い私に絡んだり母とモメていました。発展途上の国では珍しくない光景です。
 仕事で朝方まで文筆し、ようやく一杯飲んだら朝になって、さらに飲んでしまっただけなのです。子供心にそこらへんは意外と理解できました。ですから朝、幼稚園に行く前に絡まれてもイヤな思い出でではありません。お疲れお父っつぁん!てな感じです。しかし母はそんな父に眉をしかめていました。
 赤信号で小さく微笑む母と、朝まで酔っ払う下町育ち丸出しの父。私が理解できないのは母の方でした。それは今でも変わりません。
 人間には好き嫌い以前に、人ととしての相性があります。友達やクラスメイトなら同然ですが、親子や家族にも相性の良し悪しがあります。それはどうにも解決しようもなく、折り合いをつけて付き合うしか手立てはないのだ。なんて気付いた今日この頃です。

「成長が遅い?」
2w45erd.jpg

 私を含めた男性は、女性より様々な面で成長が遅いようです。教室でも男の子の方がいつまでも幼く、同じ年の女の子が2~3歳お姉さんに感じる事がよくあります。
 女の子の多くは、身近な賢者に問いたり、周りを見渡してから良し悪しの判断を下し行動します。それに対し多くの男の子はまずチャレンジします…。危険と知っていても、触ってみたり飛んでみたり。当然女の子より怒られるコトも多くなり、時にしなくても良い怪我をしたり。
 私も散々怪我をして恥をかき、痛い思いをしました。さんざん無駄なチャレンジをして母(弘子センセ)に心配をかけきました。父は同じ男なので、そんなもんだろ?くらいですね。
 学生時代、家の食料庫で古びたデカい桃の缶詰を見つけました。賞味期限を見るとほぼ30年前(当時1960年代)。母が嫁入りの時に持たされた物のようでした。
 通常ヨーグルトは3ヶ月、缶詰なら2年、賞味期限を気にしない私ですが30年か…俺より年上だ。ムムム。
 缶詰という物は発酵して缶が変形しない限り100年もつと言われています。目の前のビンテージ感あふれるパッケージの缶詰は、錆びてなければ変形もしていません。ただ古いだけ。とりあえず開けてみてみよう。キコキコと缶に缶切りを走らせました。
「やめときなさい!捨てなさい!」いつものように偉そうな母。私はガン無視。
「食ってみ。美味かったら俺も食う」と父。
 桃の缶詰を開くといつもの光景です。ドロリと透明なシロップに綺麗に、ギュウギュウに詰まった桃。美味そ!うはは。
 私は桃すくい出そうと桃にすっとハシを刺しました。しかし抵抗感がありません。ん?持ち上げようとすると、スルリとハシが桃を通過。柔らか〜い豆腐のようになっていました。私にSTOPをかけていた母も黙って覗き込んでいます。ふざけやがって…。
 液状の桃はスプーンでどうにか救い出しました。見た目は柔らかすぎる桃。良い感じだ。悪くない!両親の視線を感じながらパクン!
…期待を裏切らない甘さ…しかしおかしい…の…飲み込めない!
「吐き出してこい!」眉をしかめる私に父が言いました。
 私の口は、生ぬるい甘い鉄の味でいっぱいでした。本能が飲み込むな!と耳の奥で叫んでいます。速攻パンチで吐き出してうがいをしました。
 眺めていたくせに「言わんこっちゃない」なんて偉そうな母。
 絵の具も面積や形、隣の色で違って見えます。塗ってみなきゃ分かりません。粘土もスケール感や設置によって違う物に見えます。作ってみなきゃ分かりません。だからと言って折れそうな橋を渡ってみる必要はないのだ。なんて事がようやく分かってきた頃のお話です。

「神を信じています?」
y77.jpg

 まだ心配は尽きませんが、6月からどうにか新学期が始まりました。久々に親御さんにお会いして、どなたも笑顔の中に不安や焦り、戸惑いが感じ取れました。私どもも同じなのでよく解ります。そんな中、短時間ではありますが、大事なお子様を託して頂き大変感謝しております。
 幸いな事に、どの子も元気でコロナ自粛を過ごしてくれていたようです。 しかし、ドカンと感染爆発した諸外国のように、ロックダウンする可能性はないわけではありません。気を抜かず、除菌や防御策でやれる事はやっていきます。
 とは言っても、ワクチンもない未知のウイルスです。どのように変化しどのように世界に浸透していくのか専門家でも意見がまちまちです。
 行き着くところは「神のみぞ知る」ですね。
「あなたは神を信じますか?」訊かれたら私はハイ!と明るく即答します。根っからの無宗教ですが、私は本当に神はいると思っています。「いる」というより、神は「ある」と思っています。生命を含む万物に神は宿っていると感じているからです。本当にね。イメージですが八百万(ヤオヨロズ)の神ってのが近いかな。
 憎き新型コロナウイルスですが、濁ったベニスの水路が澄んで小魚が見えるようになったり、アジアを覆う大気汚染を消してしまう力もあります。新型コロナウイルスにも神が宿っているのでしょうか…。
 私は神を信じています。ただ、神の方が私たち人間を信じていると思うか?と訊かれたら答えに窮する今日この頃です。

「スタイルをちょい変えスタートへ!」
4ee.jpg

 まさかの二ヶ月間休室となった新型コロナウイルス感染症ですが、ニュースによると、まだまだ火種がくすぶっています。いつどうなるかヒヤヒヤ状態は世界のどこも同じようです。ですから今まで通りの状態では「密です!」となるので、スタイルを変えてスタート致します。
 教室を時間で区切り、人数をできるだけ抑えて洗浄タイムを設けます。こまめな換気。体温チェック。テーブルの向きの変更。医療機関と同じ除菌スプレーを用意。講師陣はマスクorマウスシールド着用。等々準備や計画をしても、現実がどうなるか手探り状態です。
 子供達がゆっくり描いてしゃべって、友達と遊んで…という千葉絵画教室の醍醐味である時間はちょい封印となります。ワクチンや薬が安定的に供給させるようになるまで、しばしの間お待ちください。6月からはカチッと時間内に集中して頑張ってもらう予定です。これもまた良い経験かもしれません。
 無駄なような時間が無駄ではなく、同じような色を塗り直し、行ったり来たり画面を右往左往するのも、彼らの創作する脳の成長を促す事が多々あります。しばらく私たちは時間を区切りますが、無理に短時間で仕上げさせたりはしません。仕上がる枚数がカリキュラムより少なる子もいるかもしれません。ご了承ください。
 短い時間とはいえ、私たちは子供をお預かりします。こんな時期にお預けしていただける親御さんにご心配かけぬよう最善の努力を致します。至らぬことや問題があるかと思います。そんな時は遠慮なく一声かかけてください。より良い空間作りに努力致します。



eXTReMe Tracker